はじめに
2026年3月に石垣島へ2泊3日の旅に出かけ、2日目に西表島・由布島をめぐるツアーに参加しました。
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの宿泊記はこちら。
クラブインターコンチネンタルのラウンジについてはこちらに詳しくまとめています。
参加ツアー名・料金・予約方法
参加したのは、「世界自然遺産 西表島と水牛車でいく由布島 のんびり満喫コース(昼食付)【石垣港09:00発】」という八重山観光フェリー主催の約7時間のツアー。
このタイトルで検索したら様々な予約サイトで同じツアーがヒットします。
料金は大人14,900円・小学生9,800円ですが、予約サイトや時期によっては割引になることもあるみたいです。
このツアーを選んだ理由
あまり詰め込みすぎず、夕方にはホテルに戻ることができる時間帯のツアーを探しました。
竹富島も一緒に回れるツアーも少し考えたのですが、竹富島でやりたいことが散策と海でのんびりすることだけだったので翌日自力で行くことに。
また、イリオモテヤマネコの展示が見たかったので、「『西表野生生物保護センター』への立ち寄りあり」という表記に惹かれてこちらのツアーに決定!
早く帰りたかった理由
夕方にホテルに戻りたかったのは、宿泊していた「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」のクラブラウンジのカクテルタイムに行きたかったというのが理由です笑

ツアーの全体スケジュール
予約サイト記載のスケジュールとは少し異なるものの、私の参加した1日のタイムスケジュールはこんな感じです。
| 9:00 | 石垣港発 |
| 9:50 | 西表島大原港着 |
| 10:00 | 仲間川マングローブクルーズ |
| 11:30 | 貸切バスで移動 |
| 12:00 | 西表野生生物保護センター見学 |
| 12:30 | バスで水牛車乗り場へ |
| 12:50 | 水牛車で由布島へ → 由布島散策と昼食 |
| 14:05 | 再び水牛車で西表島へ → バスで大原港に移動 |
| 15:00 | 大原港発 |
| 15:50 | 石垣港着 |
朝のフェリーで石垣島から西表島へ
出発時間と乗船の様子
念のため8時頃に着くように行ったのですが、午前発の便は人気なのかすでに結構な数の人がいました。
また、1番近い第一駐車場は満車になっていたので、少し離れた第二駐車場に車を停めました。
ターミナルに着いたらまず八重山観光フェリーのカウンターに行って、ツアーの受付をします。
その時に翌日の参考にするため、竹富島行きのフェリーの空き情報を見たところ、なんと8時半のフェリーは満席になっていました。
平日だからといって油断してはいけません。
ターミナルでしばらく待ったのち、乗船!
「やいま」とは石垣島・西表島・竹富島・与那国島をはじめとする「八重山諸島」の地元での呼び名だそうです。
船内の様子・景色
船内はやや混雑していました。
デッキの席や船内の良いポジションの席に座りたい場合は、早めに並んでおくといいかもしれません。
ちなみに、帰りは乗り場付近で早めに待機して、デッキの席に座ってみました。
前に人が立つことがあるものの、綺麗な海を見ながら船に揺られてリラックスできました。

所要時間
石垣港から西表島大原港までは約50分で行くことができます。
もともとはツアーではなく10時発のマングローブクルーズに自力で参加しようとしていたのですが、9時50分大原港着→チケット売り場で乗船券を購入→10時クルーズ船乗船は初見ではちょっときついかも…と思い、今回はおとなしくツアーに参加。
ツアーだと石垣港でクルーズ船の乗船券をあらかじめ受け取っているので、スムーズに乗り換えられるのと、参加者が揃うのを待ってくれるため絶対に乗り遅れがないのがいいですね。
でも今回利用してみて、案外余裕があったので、チケットが売り切れない限りは自力でも乗り換えできそうだと思いました。

仲間川マングローブクルーズ
乗船時の雰囲気
大原港でお手洗い等の準備を済ませてからクルーズ船に乗り換えます。
クルーズ中はお手洗いには行けないので、必ず港で行くことをお勧めします。
船はほぼ満席で、「詰めて座ってくださいね〜」と指示がありました。
体格の良い男性を中心に、左右のバランスを調整してから出航!

船長さんはとてもお話上手な明るい方でした。
西表島の自然や歴史にとても詳しかったので、地元の方かなと思ったら、数年前に本州から移住してこられたそう。お仕事ではあるものの、いきいきとしておられました。
見えた景色・出会えた生き物
河口付近から川をさかのぼっていくと、だんだんとマングローブの林が近づいてきます。

そこからはずっとマングローブをみながらゆっくりと進んでいきます。
ちなみに、マングローブというのは樹木の種類ではなく、川や汽水域に生える木々の総称だそう。クルーズでは、ヒルギやサキシマスオウノキという木の名前を教えていただきました。

マングローブの生い茂る豊かな仲間川では、たくさんの生き物の命もはぐくまれています。
高級食材である「ノコギリガザミ」も生息しており、特別な許可を受けた二人の漁師さんだけが、この仲間川でカニ漁をおこなっているそうです。島に二人なので、イリオモテヤマネコよりも少ない…
今回のクルーズでは、なんとカニ漁のボートを遠目から見ることができました。

茂みの中に消えかかっている小さな青色がボートです。見えないですね笑
船長さん曰く、「カニが採れたときはクルーズ船の近くまで来て見せびらかすから、今日はきっと採れてない笑」とのことでした。
漁師さん、お茶目でかわいいですね。
なぜ特別な許可がないと仲間川で漁ができないのかというと、この流域が国から「仲間川天然保護区域」に指定されているためだそうです。
そのため、水面にたくさん落ちているマングローブの葉っぱ一枚でも持ち帰ることはできません。

さて、船はどんどん川をさかのぼっていきます。
と、後ろの席の男性が「鳥!」と叫んだのでそちらに目をやると、大きめの猛禽類が木の枝にとまっていました。

その方が船長さんに質問して「カンムリワシ」という鳥だということがわかりました。
日本では石垣島と西表島にしか生息していない希少な鳥で、国の「特別天然記念物」に指定されているそうです。
とてもレアな生き物を見られてラッキーでした✨
写真スポット
このツアーはほぼマングローブ林を横目に進むことになるので、各自お気に入りのマングローブの写真を撮るのがおすすめです。
でも一番人気をあげるならば、有名なサキシマスオウノキだと思います。
今回のクルーズでも板のような特徴的な根を持った個体を見ることができました。

西表島で最も有名な「古見のサキシマスオウノキ群落」は現在通行止めで見ることができないのですが、いつか見に行ってみたいです。
所要時間と感想
所要時間は1時間半でしたが、船長さんがお話上手で、楽しくお話を聞いていたらあっという間でした。
私の利用したツアーに参加しなくても、大原港で直接チケットを購入して乗船することも可能なので、西表島に行く際にはぜひ検討してみてください。
西表野生生物保護センター
マングローブクルーズが終わったら、次は貸切バスに乗り込み、「西表野生生物保護センター」を目指します。
場所・アクセス
港から保護センターまではバスで20分ほどでした。
バスの運転手さんも西表島の自然や文化について解説してくださいました。
中でもよく覚えているのは、方角に関する沖縄の方言!
東と西をそれぞれ太陽の動きから「アガリ」「イリ」と呼んでいたそうです。
「西表島」を「にしおもてじま」ではなく「いりおもてじま」と読むのはこういうわけなのですね。
ここまではわかるのですが、南は「ハエ」、北にいたっては「ニシ」と呼んでいたそうです。北がニシ…?
イリオモテヤマネコについても解説していただきました。
イリオモテヤマネコが発見されたとされているのは1960年代ですが、それ以前から島民の間では「ヤママヤー」(「マヤー」はネコ)としてその存在が知られていた可能性が高いそうです。
たまに見る動物が新種だったとはびっくりですよね。
そんな感じで解説を聞きながら、あっという間に保護センターに到着!
展示内容(イリオモテヤマネコ・カンムリワシetc.)
年代を感じる外観に反して、中の展示室はリニューアルしたのか、比較的新しい印象でした。入館料が無料なのも嬉しいポイント。
イリオモテヤマネコの保護活動に充てる募金をしていたので千円募金したら、かわいい缶バッジをいただきました。

目を引く大型のパネル展示が充実していました。

西表島で暮らす動物の剥製がたくさん。

イリオモテヤマネコの家族です。子猫は小さくてかわいいですね。

こちらはリュウキュウメジロの剥製。とっても小さいです。
メジロは都内でも観察できるかわいい鳥で大好きなのですが、沖縄にも固有種がいるとは知りませんでした。
本州のメジロよりもさらに小さいとは…

そしてこちらはクルーズ船から見たカンムリワシのヒナの剥製。
子供のころは全体的に羽がぱやぱやしているんですね。かわいい笑

毛づくろいをするイリオモテヤマネコ。普通のネコのようです。
滞在時間の目安
ツアーのタイムスケジュール上、滞在は30分程度でした。
じっくり解説を読むには全然時間が足りなかったので、時間に余裕をもって楽しみたい場合には、ツアーではなく個人で訪れるのがいいと思います。
アクセスや開館日時については公式ホームページに詳しく書かれているので、行く前にチェックしてみてくださいね。
水牛車で由布島へ
次はまたバスに乗り込み、水牛車乗り場に向けて出発します。
水牛車乗り場の様子
乗り場にはすでに何頭かの水牛が車をひいて待っていました。

人間と一緒にお仕事をしてくれる動物を見るのがとても好きなので、興奮しました。
ツアー以外のお客さんもいるので、少しだけ待って乗り込みます。
海を渡る水牛車体験
私たちがのった水牛車を引いてくれるのは、ベテランのゆうとくんという水牛。御者の方も同じくベテラン。

潮の引いた浅い海を、悠然と進む水牛車に揺られてちゃぷちゃぷと行くのは非常に気分が良かったです。
途中で三線と唄のパフォーマンスがあり、あまりの安らぎに意識が持っていかれそうになりました笑
由布島に到着
由布島に到着すると、一転してテキパキと動くことを求められます。
まず島の入り口でツアーの出発時間を確認。

14:05出発とのことなので、1時間ちょっとしかありません。
この間に水牛との記念撮影(任意ですが、ほとんどの人が参加するため結構待つ)と、昼食を済ませ、各自散策をします。
昼食
昼食はビュッフェスタイルで、おにぎりやピタパン(謎チョイスで面白い)、パスタなどを各自盛り付けます。
味はともかく、昔修学旅行で食べたご飯を思い出して懐かしかったです。ツアー代金に含まれているのでありがたくいただきました。
ちゃんとみていないのですが、売店には沖縄そばやカレーがあったように思います。
由布島を散策
島全体が植物園になっているので、ハイビスカスの花や南国植物を観察しながら軽い食後のお散歩をしました。


また、水牛がたくさんいるエリアもありました。

思い思いのんびり過ごしているようです。

仔牛もいて、一生懸命草をはんでいました。

小さくてもちゃんと鼻輪がつけられています。
生えかけの角がかわいい♡
あまり時間がなく名残惜しいですが、また水牛車に乗って西表島へ。

帰りもゆうとくんが引いてくれました。
三線と唄と波音でまたも遠のく意識…。その後バスに乗り換えて大原港へと戻りました。
石垣島への帰路
お土産購入
大原港についてから30分以上時間があったので、ターミナルの売店でお土産を購入しました。
イリオモテヤマネコのポストカードと黒糖石鹸(西表島でしか売ってないらしい)を購入!

このツアーでは、お土産を買えるのがここと由布島の売店くらいなので、心残りのないようにしっかりお買い物しましょう笑
ホテルに直帰の予定が…
石垣港について、ホテルに帰るかと思いきや、思いのほか天気が良かったのでそのまま川平湾に行くことに!
2泊3日の滞在中はおおむね曇っていたのですが、メインの観光日だった2日目だけは晴れ間が覗いていることも多く、とてもラッキーでした!
川平湾の話はこちらにまとめたので、もし興味があれば読んでいただけたら嬉しいです。
ツアーに参加してみた感想
良かった点
- 無駄なく主要なアクティビティを体験できる
フェリーの時間も含めて、よく練られたスケジュールに沿って移動するので、ほとんど無駄がありません。7時間弱でマングローブクルーズ・イリオモテヤマネコの展示・水牛車・由布島の植物園を満喫できるので、とても充実したツアーだと思います。 - ガイドさんの解説が楽しい
クルーズ船でもバスでも丁寧で面白い解説を聞くことができるので、とても勉強になりました。 - 交通の心配をしなくていい
気になった点
- 昼食はあくまでおまけ
由布島での昼食はツアー料金に含まれていますが、もしクオリティを重視する場合、人によっては少し物足りなく感じるかもしれません。
そういう方はツアーではなく、おいしいレストランを探して自力で島めぐりをするのがいいのかも? - ちょっと急ぎ足
野生生物保護センターと由布島では、ゆっくり見て回るには少し時間が足りませんでした。
最初に急いで一周してから、特に気になった箇所をじっくり見るのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- 交通手段を気にせず、色々なアクティビティをまんべんなく楽しみたい人
レンタカーやタクシー、公共のバスを利用するとなると、労力も費用もかかってしまいますが、ツアー利用だとそれが一切ないのがありがたいです。 - ホテルでの夕食など、夕方以降の予定がある人
今回の私たちのように、夕方にはホテルに戻っていたい人には、朝出発の半日強のツアーがうまくスケジュールにはまるかと思います。
まとめ
予約のコツ/持ち物アドバイス
今回は春休み前の3月上旬だったので直前でも予約が取れましたが、夏は混み合うことが予想されます。
旅行の日程が決まったら早めに予約するのがよさそうです!
体を動かしたり歩いたりする場面は少ないので、持ち物や服装は普段通りで大丈夫ですが、意外と売店が少ないので飲み物は多めにもっていった方がいいです。